試合情報
2024明治安田J1リーグ 第15節
@三協フロンテア柏スタジアム 11,170人
柏レイソル 2-1 北海道コンサドーレ札幌
------1前0------
------1後1------
柏 20’ 戸嶋 祥郎 90+1′ ジエゴ
札幌 47’ 駒井 善成
柏 □戸嶋 祥郎 □ジエゴ
札幌 □
スタメン
・日立台3連戦の2試合目
・前節結果を出した熊澤くんがスタメンに。細谷くんの相棒の位置。
・小屋松さんが一列降りて左サイド。戸嶋さんも一列降りてボランチ。戸嶋さんは真ん中の方が良いのでは?と思っていたので見たかった形。
・札幌さんは前線の選手の怪我人が多いようでやりくりが大変そう。この試合はキムゴンヒ選手が最前線。
前半
・札幌はいわゆるミシャ式4-1-5でボールを持って押し込みつつ、右サイド近藤さんで勝負の形やインサイドハーフの2人が裏に抜け出すという攻撃。近藤さんの所は馬場くんも絡んで数的優位をつくるので結構面倒。逆に柏はボールを奪えさえすれば、スペースは相当あるので得意の早い攻撃が繰り出せるかといった様相。
・連戦の影響もあってか前線からチェイスはさせずにミドルレンジでブロックを作って迎撃する。
・リーグ戦初スタメンの熊澤くん。あまり長い時間見たことがなかったのですが、いろいろできます。10分犬飼さんのロングボールを後ろ向きに落としたり、11分戸嶋さんのパスを受けたりと。細谷、サヴィオ以外の選手がポストプレーをこなせると当然2人は前向きに動けるのでチャンスになります。さらに12分にはロングスローも。この場面ではジエゴさんがボールをもらいにいくそぶりも見せなかったのでチームとして敵陣最初のロングスローは熊澤くんと決めていたのかも。
・立ち上がりは札幌攻勢。その後は柏がボールを持てる展開に。14分白井さんのミドルシュートは菅野さんが指先でコースを変える。犬飼さんのロング以降ミドルシュートが増えてきて良い。打ってくるという選択肢があれば、相手もコースを消さないといけないという選択を迫られる訳で、やみくもに打つ必要はないけれど今までが少なすぎたのでこれは良い兆候。
・先制点は柏。19分マツケンさんからのロングボールを熊澤くん落として小屋松さんから戸嶋さん。戸嶋さんのミドルシュートが札幌DFに当たりCKに。サヴィオさんのCKを細谷くんが高い打点で逸らすと犬飼さんが戻してフリーになった戸嶋さんが押し込む。ボランチの選手が深い位置まで入り込んでくれると助かる。ペナ内で攻撃的にも振舞える戸嶋さんのボランチ起用が大成功。
・柏先制後は札幌がボールを持って時間を使う。柏はやはり前からは追いかけない。
・24分宮澤さんのパスをキムゴンヒ選手が落として駒井さんが抜けだす。キムゴンヒさんのポストプレーに犬飼さんが喰いついたギャップを突かれた。ここはマツケンさんが良い飛び出しで防ぐ。29分にもジエゴサイドを突かれて近藤さんにシュートまで運ばれるも枠の外。スペシャルなFWがいれば危なかった。
・34分柏カウンター。白井さんがボールを奪うとサヴィオ+細谷+熊澤でカウンター。札幌の中盤は大きなスペースがあるので柏が奪えるとゴール前まで運べる。ただ、最後の局面で細谷くんはシュートまでは行けず。この形は何度かあるのでシュートで終わりたい。
・前半は1-0で折り返し。戸嶋さんが攻守で効いている。
後半
・失点。右サイドでキープできないでいると青木さんがクロス。ジエゴさんが少し弾くと駒井さんに詰められる。後半開始から古賀くんの空振りなどもあってちょっと嫌な流れでした。どこかでキープできたり流れを落ち着かせることができると良かったのですが。
・さらに49分、札幌左サイドから運んだ青木さんの縦パスがスパチョークさんに通る。マツケンさん横っ飛びで事なきを得る。ちょうど関根くんと犬飼さんのポジションが入れ替わっていた隙を突かれたけど危なかった。後半の入りが良くない。札幌の攻撃をいなせずにもろに受けている。
・お互いが攻め合う展開に。柏はフィニッシュの所が、札幌はフィニッシュの1つ前の精度が悪くゴールにはならない。流れが悪いので木下さん島村くん土屋くんの3枚替え。
・64分犬飼さん頭でブロック。すぐプレーが止まらずに札幌チャンスになりかけて笛を吹かれてしまったので札幌サポーターは不満。これは分かる。札幌の選手は意外とあっさりとした反応。選手は脳震盪は仕方ないなって感じなんでしょうね。
・70分も危ない形。大きなサイドチェンジから菅さんがそのままクロス。真ん中から裏抜ける形と大きなサイドチェンジとを併用されて結構きつい。
・74分木下さんペナ内でリフティング気味に相手を交わそうとする。シュートまでいけたらストイコビッチ並みなんだけど。
・80分以降は柏の攻撃は単発で札幌優位な展開が続く。CKやFKも多いが辛うじて守っている。去年の今頃と比べると危なっかしいけど耐えれるようになっている。
・AT。中盤でボールが落ち着かない流れから土屋くんが掻き出すと鵜木くんへ。鵜木くんのクロスからジエゴさんの豪快なヘディングシュートが生まれ2-1と勝ち越し。鵜木くんのクロスもジエゴのヘディングも完璧。
・後半はずっと流れが良くなかったものの耐えたことでご褒美の勝ち越しゴールが。
・2-1で勝ち。
その他
アディショナルタイムではないけど10年前に3試合連続劇的ゴール勝ちがあった。
第1期ネルシーニョ政権最後の7連勝の時だね。
2014 J1第30節
○ 2 – 1 仙台
レアンドロ 90+2分2014 J1第29節
○ 1 – 0 G大阪
太田 徹郎 90分2014 J1第28節
○ 3 – 2 鹿島
太田 徹郎 90分— tassiy (@tassiy1974) May 19, 2024
・2試合連続ATでの勝ち越し弾はなかなか記憶にないレベル。
・水曜のルヴァン福岡も直近勝てていないし、土曜日の川崎はさらにずっと勝ててない相手。ここで勝てると大きいのだけれども。
・早いもので例年の折り返し(17試合)地点が近づいてきた。今年は20チーム制なので折り返し地点が19試合だけど比較用に。
・3試合で2つ勝つと27まで伸びるので柏の前半戦としてはかなり良い部類に。