2022明治安田生命J1リーグ 第9節
@三協フロンテア柏スタジアム 5,545人
柏レイソル 0-2 京都サンガ
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柏
京都 13’ 荻原 拓也 48’ ピーター・ウタカ
柏 □中村 慶太
京都 □川﨑 颯太 □荻原 拓也
○試合前
・古巣相手の選手が多い
・柏は5-4-1。京都は4-1-2-3。
○試合で感じたこと
・とにかく走る京都さん。「奪ってから縦に早く」というのは柏がやりたい形でもあるけれど、この試合を通してそれが出来ていたのは京都さん。
・湘南の時も感じたけどキジェさんのチームは「いける」というシーンでは次から次へと選手が湧いて出てくる。そこで行ききれないとピンチになってしまうのでは?という躊躇を微塵も感じさせない。走力がベースにあるので、「行けなかったら全力で戻る」。それを全選手に徹底させているところが凄い。38歳のウタカさんも例外なく。
・京都先制の場面もそんな感じ。京都ゴール前際どいところでのパス回しから縦に早い攻撃を完結させられました。柏の守備陣も人数が足りていなかったわけではないのですが、相手より良い位置でボールをコントロールされ、後ろから追い越す動きに対応できず後手に回ってしまいました。
・京都を指揮する杉山コーチ。とても声が響くし、指示内容が明確で選手もやりやすいのではと。2015年吉田体制時に柏でもコーチを勤めてたけどその時の記憶がほぼないのですが、昔からそうなのかな。90分ひたすら声かけてましたね。
・柏の攻撃。京都の最初の狙いはボールを奪っての速攻ということもあり、柏がボールを持つ時間が多いのですが、良い形は作れません。
・京都のプレスが早く、余裕をもってプレーできません。結果としてパスのミスになる場面も多かったです。柏の攻撃開始が5バック状態の低い位置からが多く速攻も封じられてました。時折ゴール前まで持ち上がれる場面もあるのですが、京都のDFラインは、細かい上げ下げを常にしており、柏の攻撃陣がゴール前に入り込む際にスペースが空いていません。ペナ内でワンタッチで崩すプレーも少ないので決定機と呼べる場面は作れません。
・2失点目はセットプレーから。一度下げて柏のDFラインを動かしてからのクロス。戸嶋くんが競り負けて折り返されるとスンギュさんのクリアのこぼれをウタカさん。しっかり詰められました。それにしても9試合7ゴール。3試合連続と38歳の年齢を感じさせません。あっぱれですわ。
・2点差を追いかけたいのですが、中村さん小屋松さんを交代してしまうとどうも攻撃の面での不足感が否めません。73分に細谷くん、84分にはサヴィオさんを変えたので、前線は控え組の選手が並びますが、得点には至らず。チャンスもあまり多くなかったですね。サブ組の底上げは今シーズンの大事なポイントかと。
○次の試合に向けて
・リーグ戦連敗となってしまいました。川崎、京都とタイプは違うものの局面で闘うチームとの対決での連敗。闘うことを指向するチームとして次も同じようには負けられません。京都とはルヴァン杯ですが最終節に対戦を残しているのでまずはルヴァン最終節でやり返したいところ。
・この試合の京都のスタッツ。走行距離が123㎞超え、スプリント回数は239回とかなりの数字。コロナを受けて交代枠が増えたこともあり全体的に数字は増えているような気がするけどどうなんだろう。
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